Strain Information | |
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Image | |
BRC No. | RBRC12268 |
Type | CRISPR/Cas9 (Transgene) |
Species | Mus musculus |
Strain name | B6.Cg-Dnmt3l<em1(D124A)Hsas> |
Former Common name | Dnmt3L ADD |
H-2 Haplotype | |
ES Cell line | |
Background strain | |
Appearance | |
Strain development | 九州大学生体防御医学研究所エピゲノム制御学分野(佐々木裕之研究室)にて、久保直樹、白根健次郎、大石裕晃よって 2021 年に作成された。CRISPR-Cas9 を用いて、C57BL/6J と C3H の F1 マウス同士を交配して得られた受精卵に変異を組み込んだ。その受精卵を野生型 ICR メスに移植して変異マウスを得た。その後野生型 C57BL/6J と戻し交配し維持した。Dnmt3LADD/ADD の雄雌ともに特に明らかな成長異常なく成獣になるが、雄においては野生型の雌との交配で、産仔数がわずかに減少する。Dnmt3LADD/ADD の雌は繁殖可能である。しかし、雄雌ともにその生殖細胞の DNA メチル化レベルは中程度低下している。 |
Strain description | DNMT3L は雌雄の生殖細胞で DNA メチルトランスフェラーゼの DNMT3A と複合体を形成してDNA の de novo メチル化に寄与するため、初期胚の遺伝子発現制御や発生に重要である。この複合体は DNMT3A と DNMT3L のそれぞれが持つ ADD ドメインを介して 4 番目のリジンがメチル化されていないヒストンテール(H3K4me0)と結合することで生殖細胞の de novo DNA メチル化に関与している。本系統の Dnmt3L-ADD アレルは DNMT3L の ADD ドメイン上にある 124 番目のアスパラギン酸(GAT)がアラニン(GCT)へと置換されている。DNMT3L に ADA 変異が入ると ADD ドメインと H3K4me0 の結合が弱くなり、効率的な de novo DNA メチル化ができなくなった結果、雌雄生殖細胞において広い領域に渡って CG メチル化が中程度低下する。 |
Colony maintenance | |
References | Nat. Commun., 15, 3266 (2024). 38627502 |
Health Report | |
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Examination Date / Room / Rack |
Gene | |
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Gene info | Gene symbolGene nameChr.Allele symbolAllele nameCommon namesPromoter |
Ordering Information | |
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供与核酸 | Mouse A part of Dnmt3L gene, Streptococcus pyogenes gRNA, Cas9 |
Research application | |
提供条件 | 条件を付加する。 研究成果の公表にあたって寄託者の指定する文献を引用する。Nat. Commun., 15, 3266 (2024). 研究成果の公表にあたって謝辞の表明を必要とする。 |
Depositor | 佐々木 裕之(国立大学法人九州大学) |
Strain Status | 凍結精子 |
Strain Availability | 受注後、検査を施して提供 |
Additional Info. | Necessary documents for ordering: |
BRC mice in Publications |
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No Data |