Strain Information | |
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Image | |
BRC No. | RBRC12100 |
Type | CRISPR/Cas9 |
Species | Mus musculus |
Strain name | B6;Cg-Dnmt3a<em1(ADA)Hsas> |
Former Common name | Dnmt3a ADA |
H-2 Haplotype | |
ES Cell line | |
Background strain | |
Appearance | |
Strain development | 九州大学生体防御医学研究所エピゲノム制御学分野にて白根健次郎・大石裕晃によって 2016 年に作成された。CRISPR-Cas9 を用いて、C57BL/6J と C3H の F1 マウス同士を交配して得られた受精卵に変異を組み込んだ。上記受精卵を野生型 ICR メスに移植して変異マウスを得た。その後野生型 C57BL/6J(日本クレア)と戻し交配し維持した。Dnmt3aADA/ADA の雌は小人症の表現系を示し、妊娠はするが、出産能力に問題がある。またDnmt3aADA/ADA の雌の胚のほとんど妊娠中期から後期で死亡する。Dnmt3aADA/ADA の雌由来の胚を野生型の雌の子宮に移植するとわずかな産仔のみが出生する。Dnmt3aADA/ADA の雄は繁殖可能である。 |
Strain description | DNMT3A は germ cell で発現する DNA メチルトランスフェラーゼで、DNMT3L と複合体を形成して DNA のde novoメチル化に寄与するため、初期胚の遺伝子発現制御や発生に重要である。DNMT3A は自身の ADD ドメインを介して 4 番目のリジンがメチル化されていないヒストンテール(H3K4me0)と結合することで卵母細胞のde novo DNA メチル化に関与している。このドメインは通常、分子内相互作用を介して DNMT3A のメチル化活性を持つドメインの働きを阻害し、ヒストン H3K4me0 に結合するとその自己阻害が解除される。本系統のDnmt3aADA アレルは DNMT3A の ADD ドメイン上にある 525 番目と 527 番目のアスパラギン酸(GAT)がアラニン(GCT)へと置換されている。DNMT3A に ADA 変異が入ると ADD ドメインと H3K4me0 の結合が弱くなり、効率的な de novo DNA メチル化ができなくなった結果、卵母細胞において広い領域に渡って CG メチル化が半分程度に低下する。 |
Colony maintenance | |
References | PLoS Genet., 19(8):e1010855 (2023). 37527244 |
Health Report | |
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Examination Date / Room / Rack |
Gene | |
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Gene info | Gene symbolGene nameChr.Allele symbolAllele nameCommon namesPromoter Dnmt3aDNA (cytosine-5)-methyltransferase 3A isoform 112Dnmt3a<em1(ADA)Hsas>endonuclease-mediated mutation 1, Hiroyuki Sasaki |
Ordering Information | |
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供与核酸 | Mouse A part of Dnmt3a gene, Streptococcus pyogenes gRNA, Cas9 |
Research application | |
提供条件 | 条件を付加する。 研究成果の公表にあたって寄託者の指定する文献を引用する。PLoS Genet., 19(8):e1010855 (2023). 研究成果の公表にあたって謝辞の表明を必要とする。 |
Depositor | 佐々木 裕之(国立大学法人九州大学) |
Strain Status | 凍結精子 |
Strain Availability | 受注後、検査を施して提供 |
Additional Info. | Necessary documents for ordering: |
BRC mice in Publications |
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No Data |