Strain Data Sheet

RBRC11833

Strain Information

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BRC No.RBRC11833
TypeCRISPR/Cas9 (Transgene)Cartagena
SpeciesMus musculus
Strain nameB6-Bst1<em1Ikats>
Former Common nameBst1-flox
H-2 Haplotype
ES Cell line
Background strain
Appearance
Strain development1994年よりBST-1/CD157の構造と機能の研究に取り組んできた石原は川崎医科大学在籍時に科研費基盤Cの研究課題「CD157のマクロファージ系細胞機能と関節リウマチモデルの初期病態における役割(2017-2021)」を遂行する過程で、AMED-BINDS(創薬等先端技術支援基盤プラットフォーム)のゲノム編集マウス作製支援を申請し、畑田出穂博士・堀居拓郎博士(群馬大学生体調節研究所)の開発した新規２段階ゲノム編集法によりBst1 エキソン2を挟む２箇所にloxP配列を挿入したマウスBst1-floxを作製した(2018年)。スピードコンジェニックサービスも利用して、C57BL/6Jへの戻し交配を12回まで完了している。B6D2F1の雌雄の交配により得られた受精卵とその２細胞期胚の２段階において、CRISPR/Cas9タンパク質とcrRNA及びLoxPを含むドナーのオリゴDNAを電気穿孔法で導入した。B6D2F1の受精卵のゲノム編集により得られたBst1-flox雄(N0)にC57BL/6JJcl(クレア)雌を交配し、N2世代でチャールズリバーのスピードコンジェニックMAX-BAXを委託し,94.59% C57BL/6J背景(N4相当)の雄を得て以降、戻し交配を繰り返した。C57BL/6JのY染色体を入れるべく、Bst1-flox雌へのC57BL/6JJcl雄の交配も行っている。Bst1-flox(B6J N6相当)の卵に、C57BL/6に10数回戻し交配されたLyz2-Creの精子で体外受精しSPF化した後、さらに、Bst1-floxはC57BL/6Jとの交配でN12まで戻し交配を進めた。(尚、Lyz2-CreのC57BL/6への戻し交配の内、後半何回かはC57BL/6Jが用いられたが、それ以前にはC57BL/6Nが使用された可能性がある。)外観上、異常はなく、Bst1flox/floxの雌雄の交配で繁殖に問題なし。Lyz2-Creマウスとの交配により、骨髄系細胞で選択的にBST-1が欠損した。
Strain descriptionBone marrow stromal cell antigen-1(BST-1)/CD157は関節リウマチ患者由来の骨髄間質細胞に高発現する分子として同定されたGPIアンカー型細胞膜外酵素であり、NADからサイクリックADPリボース（cADPR）を産生するADPリボシルシクラーゼ活性を持つ。BST1のSNPsはパーキンソン病の危険因子である。BST-1欠損マウス(Bst1KO)の作製とその表現型解析の結果、生体レベルでLPS反応性抗体産生増強、結核感染抵抗性の低下、抑うつ・不安症状の増強が認められ、それぞれBst1を発現する辺縁帯B細胞、マククロファージ、神経幹細胞の機能を反映していると推測され、BST-1は腸管-神経-免疫連関を制御する分子と認識されるようになった。その他にも特徴的なBST-1発現細胞・臓器として血管内皮幹細胞、腸管上皮細胞、パネート細胞、腎臓尿細管、好中球、濾胞樹状細胞などがあり、それらの細胞におけるBST-1の機能解析には、コンディショナルターゲッティングが必須である。Bst1-floxは、細胞系譜特異的あるいは誘導的にCreを発現するマウスと交配して細胞系譜や発現時期に特異的なBST-1の機能を生体レベルで解析するために用いる。
Colony maintenance
References

Health Report

Examination Date / Room / Rack2024/03/11Room:3-5Rack:A
2023/12/11Room:3-5Rack:A

Gene

Gene info
Gene symbolGene nameChr.Allele symbolAllele nameCommon namesPromoter
Bst1bone marrow stromal cell antigen 15Bst1<em1Ikats>endonuclease-mediated mutation 1, Katsuhiko Ishihara

Gene symbolGene nameChr.Allele symbolAllele nameCommon namesPromoter
loxPphage P1 loxP5loxP

Gene symbolGene nameChr.Allele symbolAllele nameCommon namesPromoter
loxPphage P1 loxP5loxP

Ordering Information

供与核酸Phage P1 loxP sites, mouse Bst1 genomic DNA
Research applicationCre/loxP system
提供条件条件を付加する。利用者は提供承諾書を用いて、事前に寄託者の承諾を得る。
研究成果の公表にあたって寄託者の指定する文献を引用する。(will be announced.)
研究成果の公表にあたって謝辞の表明を必要とする。
学術機関の学術研究に限る。
Depositor石原　克彦（川崎医療福祉大学 [作製時　川崎医科大学　免疫学教室]）
Strain Status生体のアイコン生体
凍結胚のアイコン凍結胚
凍結精子のアイコン凍結精子
Strain Availability凍結精子を1ヶ月以内に提供可能
凍結胚を1ヶ月以内に提供可能
生体マウスを3~6ヶ月以内に提供可能
Additional Info.Necessary documents for ordering:
  1. Approval form (Japanese / English)
  2. Order form (Japanese / English)
  3. Category I MTA: CRISPR/Cas9 genome edited bioresources (Japanese / English)
  4. Acceptance of responsibility for living modified organism (Japanese / English)

Genotyping protocol -PCR-

BRC mice in Publications

No Data