Strain Information | |
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Image | |
BRC No. | RBRC11620 |
Type | Targeted Mutation |
Species | Mus musculus |
Strain name | C57BL/6N-Txn1<tm1.1Ksak> |
Former Common name | Thioredoxin(Trx) knock-out mouse |
H-2 Haplotype | |
ES Cell line | RENKA [C57BL/6NCrlCrlj] |
Background strain | |
Appearance | |
Strain development | 開発者:渡部紀久子、崎村建司開発年:2009年新潟大学脳研究所で樹立されたC57BL/6NCrlCrlj由来ES細胞「RENKA」より作成バックグラウンド:C57BL/6Nマウス(戻し交配なし) |
Strain description | チオレドキシン(Trx)をノックアウトしたマウスである。Trxは古細菌、大腸菌、酵母から哺乳類に至るまで広く存在し、酸化ストレスを制御する重要な調節分子として広く知られている。Trxは分子量約12000のタンパク質で、活性部位にCys-X-X-Cysのモチーフをもち、これが生体内の還元反応に関与する酵素や生理活性物質などに対し水素供与体(還元剤)となる。Trxは生体内で細胞や組織を酸化ストレスから防御する抗酸化作用をもつタンパク質として重要な役割を果たしている。アラキドン酸カスケードに関与する酵素で、膜結合型PGE合成酵素-2(mPGES-2)やプロスタミド/プロスタグランジン合成酵素(PM/PGFS)は、プロスタグランジン(PG)H2やプロスタミド(PM)H2を還元し、PGE2やPGF2aあるいはPMF2aを生成するが、これらの酵素はチオレドキシンスーパーファミリーに属し、活性部位にTrxと同様にCys-x-x-Cysのモチーフを持つ(文献1、2)。さらにPM/PGFSは補酵素としてTrxを使用することが報告されており(文献1)、生体内の炎症に関与するプロスタグランジンやプロスタミドの合成にTrxが関与していることが明らかにされた。本Trx KOマウスのホモ型は胎生致死となり、Trxが生命維持に必須なものと思われる。本Trx KOマウスは、Trxだけでなく、Trxに関与する酵素を含む種々のタンパク質や生理活性物質等の新たな生理的役割の解明に有用である。 |
Colony maintenance | |
References | J. Biol. Chem., 283, 792-801 (2008). 18006499 Biochem. Biophys. Res. Commun., 369(2):281-6.(2008). 18307977 |
Health Report | |
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Examination Date / Room / Rack |
Gene | |
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Gene info | Gene symbolGene nameChr.Allele symbolAllele nameCommon namesPromoter Gene symbolGene nameChr.Allele symbolAllele nameCommon namesPromoter loxPphage P1 loxP4loxP |
Ordering Information | |
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供与核酸 | P1 ファージ(クラス1) 病原性なし P1 ファージ部位特異的組換え認識配列 loxP (M10287) |
Research application | Cre/loxP system |
提供条件 | 条件を付加する。 研究成果の公表にあたって寄託者の指定する文献を引用する。J Biol Chem. 2008 Jan 11;283(2):792-801. Biochem Biophys Res Commun. 2008 May 2;369(2):281-6. 研究成果の公表にあたって謝辞の表明を必要とする。 |
Depositor | 崎村 建司(新潟大学) |
Strain Status | 凍結胚 |
Strain Availability | 受注後、検査を施して提供 |
Additional Info. | Necessary documents for ordering: |
BRC mice in Publications |
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No Data |