Strain Information | |
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Image | |
BRC No. | RBRC11617 |
Type | Targeted Mutation |
Species | Mus musculus |
Strain name | C57BL/6N-Prxl2b<tm1Ksak> |
Former Common name | Prostamide/prostaglandin F synthase (PM/PGFS) flox (Neo) mouse |
H-2 Haplotype | |
ES Cell line | RENKA [C57BL/6NCrlCrlj] |
Background strain | |
Appearance | |
Strain development | 開発者:渡部紀久子、崎村建司開発年:2009年新潟大学脳研究所で樹立されたC57BL/6NCrlCrlj由来ES細胞「RENKA」より作成バックグラウンド:C57BL/6Nマウス(戻し交配なし) |
Strain description | プロスタグランジン(PG)F2aやPGF2aのエタノールアミド型であるプロスタミド(PM)F2aを合成するプロスタミド/プロスタグランジンF合成酵素(PM/PGFS)をノックアウト(KO)したマウスを得るために設計したPM/PGFS flox(Neo)マウスである。PGF2aはPG発見の端緒ともなったもので古くから知られ、長年、広く研究されてきた。PGF2aは様々な組織に幅広く分布し、子宮、気管支の平滑筋収縮、分娩の開始、痛覚伝達といった多様な生理活性を示す。その誘導体は陣痛促進剤や緑内障の治療薬ともなり、基礎研究のみならず臨床応用にも使用されている。さらにPGF2aのエタノールアミド型であるプロスタミド(PM)F2aは、緑内障の治療薬としてPGF2aより良い効果を示すと報告されている。PGF2(PGF2a, 9a, 11b-PGF2)やPMF2aは、アルド・ケト還元酵素群(AKR酵素群)に属するPGF合成酵素によっても合成されるが、森内等(文献1)により見出されたPM/PGFSは、チオレドキシンスーパーファミリーに属し、PMH2からPMF2aを、PGH2からPGF2aを合成する酵素であることが明らかにされ、AKR酵素群に属する酵素より高い酵素活性を示し、PMF2aやPGF2aの合成に本酵素の寄与が大きいと思われる。本酵素は生体内に広く分布するが、特に脳に多く存在する。PMF2aのみならず長年研究されてきたPGF2aの脳における生理的役割は未だ不明な点が多い。本PM/PGFS flox(Neo)マウスは、組織/細胞/時期特異的Creマウスと交配させることにより、組織/細胞/時期特異的PM/PGFS KOマウスを作製するために有用なものである。本PM/PGFS flox (Neo)マウスはネオマイシン耐性遺伝子を含むが、FLPeマウスとの交配により除去することが可能である。PMF2aやPGF2aは眼内圧を下げることが知られているが、PM/PGFSのKOマウスを用いて、眼内圧を下げるPMF2aおよびPGF2aの合成に本酵素が大きく寄与していることが、2021年に報告された(文献2)。本酵素は脳だけでなく他の臓器にも広く存在する(文献1)ことから、生体内での本酵素の役割の解明のみならずPMF2aやPGF2aの新たな生理的役割の解明に有用である。 |
Colony maintenance | |
References | Prostaglandins Leukot Essent Fatty Acids. Feb;165:102235.(2021) 33418484 J. Biol. Chem., 283, 792-801 (2008). 18006499 |
Health Report | |
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Examination Date / Room / Rack |
Gene | |
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Gene info | Gene symbolGene nameChr.Allele symbolAllele nameCommon namesPromoter Gene symbolGene nameChr.Allele symbolAllele nameCommon namesPromoter Frtyeast FRT (flippase recombination target) site4Frt Gene symbolGene nameChr.Allele symbolAllele nameCommon namesPromoter loxPphage P1 loxP4loxP Gene symbolGene nameChr.Allele symbolAllele nameCommon namesPromoter neoneomycin resistance gene (E. coli)4mouse phosphoglycerate kinase promoter (PGK promoter) |
Ordering Information | |
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供与核酸 | P1ファージ(クラス1) 病原性なし P1ファージ部位特異的組換え認識配列 loxP (M10287), 大腸菌 病原性なし ネオマイシン耐性遺伝子, マウス 病原性なし pgk プロモーター, マウス 病原性なし pgk-PolyA, 酵母 病原性なし FRT配列 |
Research application | Cre/loxP system FLP/frt system |
提供条件 | 条件を付加する。 研究成果の公表にあたって寄託者の指定する文献を引用する。J Biol Chem. 2008 Jan 11;283(2):792-801. Prostaglandins Leukot Essent Fatty Acids. 2021 Feb;165:102235. 研究成果の公表にあたって謝辞の表明を必要とする。 |
Depositor | 崎村 建司(新潟大学) |
Strain Status | 凍結胚 |
Strain Availability | 受注後、検査を施して提供 |
Additional Info. | Necessary documents for ordering: |
BRC mice in Publications |
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No Data |