Strain Data Sheet

RBRC05456

Strain Information

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BRC No.RBRC05456
TypeSpontaneous Mutation
SpeciesMus musculus
Strain nameSTOCK Dab1<yot>
Former Common nameyotari
H-2 Haplotype
ES Cell line
Background strain
Appearance
Strain developmentヨタリマウスはIP3Rノックアウトマウス作成の際に作成された、オスのキメラマウス(129とC57BL/6J Jcl のキメラ)の子孫から偶然得られた自然発症変異マウスである。
Strain descriptionヨタリマウスはIP3Rノックアウトマウス作成の際に作成されたキメラマウスの子孫から偶然得られた自然発症変異マウスである。その名前が示す通り、ヨタリマウスはヨタヨタと歩行し、酩酊状態であるような表現型を示すことから名付けられた。ヨタリマウスでは、Disabled1 (Dab1) 遺伝子にLong Interspersed Nuclear Element-1 (L1) が置換挿入され、Dab1遺伝子が一部欠損することにより、正常なタンパク質合成が行なわれない事が原因で様々な異常が生じると考えられている。ヨタリマウスでは大脳皮質・海馬で層形成の異常、小脳の低形成、脳幹・脊髄での神経核形成の異常等が見られ、ニューロンの移動・発達等に異常がある。DAB1タンパク質は細胞内タンパク質で、N末端側にあるPTBドメインを介してReelinのレセプターであるApoER2/VLDLRに結合する。Reelinは辺縁帯にあるCajal-Retzius細胞から分泌される巨大な糖タンパク質であり、脳の層構造形成に必須のタンパク質である。reelin遺伝子に変異を持つ自然発症変異マウスreelerや、apoER2/VLDLRダブルノックアウトマウスはヨタリマウスとほとんど同一の表現型を示す事、Reelin刺激によりDab1がリン酸化されること、Dab1のチロシンリン酸化が行なえない変異マウスはreelerマウスと同様な表現型を示す事等から、Dab1はReelinシグナルをそのリン酸化を介して細胞内の何らかの分子に伝達していると考えられている。Dab1はニューロンの移動や、配置に重要であることは明らかであるが、Reelinシグナルがその後どのような分子に伝達され、どのような生物学的アウトプットが生成されるかは未だ不明である。その為、ニューロンの移動・配置を制御するメカニズムの解明に用いるモデルマウスとして用いられている。
Colony maintenanceHeterozygote x Wild-type Homozygous mice exhibit ataxia.
ReferencesNeurosci. Res., 29, 217-223 (1997). 9436647
Mol. Brain Res., 75, 121-127 (2000). 10648895

Health Report

Examination Date / Room / Rack

Gene

Gene info
Gene symbolGene nameChr.Allele symbolAllele nameCommon namesPromoter
Dab1disabled homolog 1 (Drosophila)4Dab1<yot>yotari

Ordering Information

供与核酸
Research application
提供条件条件を付加する。
研究成果の公表にあたって寄託者の指定する文献を引用する。Brain. Res. Mol. Brain Res., 75, 121-127 (2000). および Neurosci. Res., 29, 217-223 (1997).
Depositor仲嶋 一範(慶應義塾大学)
Strain Status凍結胚のアイコン凍結胚
凍結精子のアイコン凍結精子
Strain Availability凍結胚より作出したマウスを2~4ヶ月以内に提供可能
Additional Info.Necessary documents for ordering:
  1. Order form (Japanese / English)
  2. Category I MTA: MTA for distribution with RIKEN BRC (Japanese / English)

Genotyping protocol -PCR-

BRC mice in Publications

No Data