Strain Data Sheet

RBRC02320

Strain Information

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BRC No.RBRC02320
TypeCongenic
SpeciesMus musculus
Strain nameWHT.C-Ggm2/3
Former Common name
H-2 Haplotype
ES Cell line
Background strainWHT
Appearance
Strain development開発者/機関:鈴木明身先生(元・東京都臨床医学総合研究所、現・理化学研究所フロンティア)開発年:1990年WHT/Htマウスは、1958年にWestminster HospitalのDr.Hewittらによりリンパ節carcinomaの自然発症マウスとして開発されたものであるが、このマウスは、汎用マウス系統とは異なり、肝臓特異的に糖脂質GM2を発現できないという特徴を有する。肝臓でGM2を発現できるBALB/cマウスをドナーとし、糖脂質の発現をモニターしながら、WHT/Htに13代バッククロスを重ねることによりコンジェニックマウスWHT.Cを作製した。その後兄妹交配を行うことにより維持している。WHT.C-Ggm2/1, WHT.C-Ggm2/2, WHT.C-Ggm2/3の3系統は、バッククロス7代目の時点で、別々に維持したことにより生じたものである。BALB/c由来の遺伝子が挿入されている位置をMit染色体マーカーを用いて調べた結果、10番染色体のテロメア端に近い部分であることが判明した(論文投稿予定)。この場所には、GM2の合成酵素GalNAc転移酵素遺伝子(B4galnt1)が存在することが分かっており、この酵素遺伝子の肝臓特異的発現制御に関わる因子の関与が考えられる。なお、WHT.C-Ggm2/1のBALB/c由来遺伝子挿入長は、WHT.C-Ggm2/2及びWHT.C-Ggm2/3より約3Mb長いことがMit染色体マーカーの解析により明らかになっている。
Strain description肝臓でのみガングリオシドGM2を発現できずGM3を発現するWHT/Htと、全身の臓器でGM2を発現できるBALB/cとを用いて作製したコンジェニックマウスである。このマウスは、遺伝的バックグラウンドはWHT/Htであるが、肝臓においてGM2を発現できるというBALB/c (ドナー) 由来の形質を有する。BALB/c由来の遺伝子が挿入されている位置をMit染色体マーカーを用いて調べた結果、10番染色体テロメア端付近であることが判明した。この場所にはGM2の合成に関与するGalNAc転移酵素遺伝子 (B4galnt1) が存在する。関連遺伝子名:Ggm2, B4galnt1
Colony maintenance兄妹交配WHT/Htとは異なり、肝臓の糖脂質としてGM2を有する。仔の誕生直後に、親による食殺がしばしば見られる。
ReferencesJ. Biochem., 109-132-136 (1991). 2016262
J. Biochem., 95, 1543-1549 (1984). 6432773

Health Report

Examination Date / Room / Rack

Gene

Gene info
Gene symbolGene nameChr.Allele symbolAllele nameCommon namesPromoter
B4galnt1beta-1,4-N-acetyl-galactosaminyl transferase 110B4galnt14933429D13Rik, beta1,4GalNAC-T, Gal-NAc-T, Galgt1, GalNAc-T, GalNAcT, Ggm-2, Ggm2, GM2/GD2 synthase

Ordering Information

供与核酸
Research applicationInternal/Organ Research
Metabolism Research
提供条件条件を付加する。
研究成果の公表にあたって寄託者の指定する文献を引用する。J.Biochem., 109, 132-136 (1991).
Depositor鈴木 明身(独立行政法人理化学研究所)
Strain Status凍結胚のアイコン凍結胚
Strain Availability凍結胚より作出したマウスを2~4ヶ月以内に提供可能
Additional Info.Necessary documents for ordering:
  1. Order form (Japanese / English)
  2. Category I MTA: MTA for distribution with RIKEN BRC (Japanese / English)

BRC mice in Publications

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