RBRC00101

Information1

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BRC No.RBRC00101
TypeSpontaneous Mutation
SpeciesMus musculus
Strain nameC3H/HeN-Hag
Former Common nameC3H/HeN-Hag, Semodominant Hague, C3H-wave
H-2 Haplotype
ES Cell line
Background strainC3H/HeNCrlCrlj
Appearance
Strain development1992年より育成開始。発見者:大竹誠一(飼育担当者)。開発者:日下部守昭先生C3H/HeNの系統維持過程で出現した自然発生ミュータントマウス。ヒゲおよび被毛がウェーブした個体として1992年に発見された。これは半優性形質を有する系統。
Strain description被毛形態異常マウスHague (Hag, ハゲ) はC3H/HeNの系統維持過程で出現した自然発生ミュータントマウスで、ヒゲおよび被毛がウェーブした個体として1992年に発見された。当初の交配実験によりヘテロで毛がウェーブし、ホモになるとウェーブが著しくなり脱毛するハゲ個体が出現することから、半優性(Hag)の形質であると思われたが、ヘテロ個体における浸透度が60〜75%程度であることが観察された。系統の維持はウェーブ個体同士、ウェーブ個体とハゲ個体、ハゲ個体同士と3種類の交配方法で形質を維持することとした。さらに、ハゲ個体の中にはヒゲの曲がり方や脱毛の程度の異なる個体がいることが観察された。驚くべきことに、ハゲ個体同士で維持していたマウスに関しては被毛形態異常形質が劣性 (hag) に変化してることが判明した。最近この被毛形態異常の原因遺伝子を解明するために、野生由来マウスを用いた連鎖解析を行い、この原因遺伝子が15番染色体遠位部のkeratin2 complex内に有ることが判明した。さらに1000匹以上のF2マウスを用いて詳細な連鎖地図を作成、YACおよびBACの物理的地図を作成して約600〜800 bpの領域に原因領域を絞り込んだ。この領域には14のケラチン遺伝子がマップされており、うち11が皮膚で発現するものであったがいずれも変異は検出されなかった。そこで、生後4日齢のミュータントと正常マウスの皮膚組織を用いて発現遺伝子のサブトラクションを行い、発現量の著しく異なる遺伝子を検索したところKrt2-6gが検出された。しかも、Krt2-6gは上記600-800 bpの領域に含まれることが判明した。ノーザン解析の結果、ミュータントのKrt2-6gは正常にくらべてシグナルが薄くかつサイズが大きいことが分った。優性のHagおよび劣性のhag の塩基配列を解析したところ、Hagでは全長約400bpのhagでは約350bpの挿入配列がKrt2-6gの第1エクソンに挿入され、この挿入配列中には数十bpに及ぶTの繰り返し配列が含まれていた。Hagからhagへの変化はこのTの繰り返し配列が短くなることによって起こっていることがわかった。次に、Krt2-6g遺伝子の発現とミュータントの組織学的特徴を解析した。野生型 (+/+) 、ウェーブ個体 (Hag/+) 、半優性ホモのハゲ個体 (Hag/Hag) 、劣性ホモのハゲ個体に (hag/hag) ついて毛包組織を比較したところ、毛包および毛のシャフトの発達に著しい差が認められた。Hag/+個体ではところどころであるが内根鞘の細胞に空胞化が認められ+/+にくらべて毛包の背丈は短かった。Hag/Hagではさらに空胞化変性像が頻繁に見られ、毛包全体の発達も著しく悪かった。hag/hagではHag/Hag同様に毛包全体の発達が悪かったが、細胞の空胞化は見られず、内根鞘細胞のトリコヒアリン顆粒が+/+マウスの顆粒よりも大型化していることが観察された。in situ hybridizationによりKrt2-6gの発現を調べたところ、+/+およびHag/+では内根鞘細胞に特異的に強いシグナルが認められたが、hag/hagおよびHag/Hagでは内根鞘の変性細胞層に微弱な反応が認められるのみであった。以上の結果から、Krt2-6gは毛包の内根鞘細胞の分化に重要であり、半優性と劣性変異では細胞変性の様式が全く異なることが示唆された。ケラチン遺伝子の機能解析および遺伝子制御機構解析、脱毛疾患のモデルとして有用である。
Colony maintenanceHag/+(ウェーブ個体)同士の兄妹交配による維持。Hague遺伝子は経代により劣性遺伝子hagueに変化するので、注意が必要。表現形質ウェーブの顕著な個体の維持が必須である。繁殖効率:A
ReferencesGenetics, 162, 831-840 (2002). 12399393
日本疾患モデル学会記録, 18, 7-11 (2002).

Health Report

Examination Date / Room / Rack2011/06/06Room:3-5Rack:A
2011/04/04Room:3-5Rack:A
2011/02/07Room:3-5Rack:A
2010/12/06Room:3-5Rack:A
2010/10/04Room:3-5Rack:A
2010/08/02Room:3-5Rack:A
2010/06/07Room:3-5Rack:A
2010/04/05Room:3-5Rack:A

Gene

Gene info
Gene symbolGene nameChr.Allele symbolAllele namePromoter
Krt71keratin 7115Krt71<Hag>hague

Information2

Donor DNA
Research application
Specific Term and ConditionsIn publishing the research results obtained by use of the BIOLOGICAL RESOURCE, a citation of the following literature(s) designated by the DEPOSITOR is requested. Genetics, 162, 831-840 (2002).
DepositorRIKEN BRC (RIKEN BRC)
Strain Statusan icon for Frozen embryosFrozen embryos
an icon for Frozen spermFrozen sperm
Strain AvailabilityRecovered litters from cryopreserved embryos (2 to 4 months)
Cryopreserved sperm (within 1 month)
Cryopreserved embryos (within 1 month)
Additional Info.

BRC mice in Publications

No Data